キャンプでのケガや体調不良になってしまったら

キャンプ場で気をつけたいケガや病気

キャンプでは、熱中症ややけど、ときには虫に刺されて大変なことになる場合もあります。
ケガや病気をしても的確な応急処置をすることで、重症化を防ぐことができます。
冷静になり、落ち着いた行動を心掛けましょう。

熱中症の予防策と処置方法

こまめな水分補給とりましょう。
炎天下では、必ず帽子をし、直射日光をあたる時間をなるべく短くします。
適度に日陰に移動をして休むことで、熱の蓄積を予防してくれます。
通気性と吸水性がよい服を身に着けるようにしましょう。

熱中症になった場合は、すぐに日陰へ移動し塩分やぶどう糖分が含まれた水分(スポーツ飲料など)を摂取します。
衣服をゆるめ、うちわなどで風を送り、火照った体を少しずつ冷やしていきます。
濡れタオルを首の回り、脇の下、足のつけ根に使うと効果的です。

自力で飲むことができない、意識がない、安静にしても症状がよくならない場合は、すぐに救急車を呼んで病院へ行きましょう。

虫さされの予防策と処置方法

特にスズメバチには要注意です。
夏から秋にかけて活動し、10月頃がピークになります。
数匹見た場合は、近くに巣がある可能性があるため、すぐにその場から去りましょう。

去る場合に、慌てたり、走って逃げないようにしてください。
刺激を与えてしまうと、攻撃される恐れがあります。
また、黒いものを攻撃するので、洋服は明るいものを着て、虫よけスプレーやキャンドルを使って遭遇しないように気をつけましょう。

そのほか、ミツバチ、ムカデなども注意が必要です。

スズメバチに刺された場合は、すぐに病院へ行ってください。
ミツバチに刺されると、強い痛みとかゆみの症状がでてきます。
毒を絞り出すようにしっかりと水洗いと、薬(ステロイド軟膏など)を塗りましょう。

ムカデの場合は、強い痛みに襲われ数十分は身動きがとれなくなります。
毒を絞り出すようにしっかりと水洗いと、薬(ステロイド軟膏など)を塗りましょう。
また、ムカデは靴やカバンの中に紛れ込むことが多いので、見かけた場合は、必ず逆さにして振り刺されないようにすることが大事です。

やけどや切り傷などの予防策と処置方法

焚き火やバーナーなど火をよく使う場面では、耐熱性のグローブを着用しましょう。
鍋を家と同じ感覚で、素手で取ろうとするとやけどします。
十分な注意をして、火には気をつけてください。

やけどをした場合は、すぐに冷水で冷やしましょう。
患部が水に濡らしづらい場合は、冷水の入ったビニール袋でも大丈夫です。
だいたい5~10分冷やすことをオススメします。

万が一、衣服の上からやけどした場合は、衣服ごと冷水で流してください。
くれぐれも衣服を脱がしてはいけません。
衣服と一緒に皮膚まで、はがれる可能性があります。
重度の場合は、すぐに病院へ向かいましょう。

posted at 2021-12-20 Category: キャンプ編