渋滞を上手く走るコツ

高速道路走行にはつきものの渋滞

高速道路走行には渋滞がつきもので、朝夕の通勤時間帯やお盆休暇、大型連休中には必ずと言ってよいほど巻き込まれるものです。
また、車両の集中による自然渋滞だけでなく、事故による渋滞や道路工事、車線のペイントによる通行規制が原因の渋滞もあります。

渋滞になるとイライラしがちですが、安全にかつ少しでも快適に走るコツがあれば知っておきたいものです。
ここでは、渋滞に巻き込まれた際の上手な走り方について紹介いたします。

走行スピードに関するコツ

前方を走行するクルマとの車間距離が短くなると、前方走行車がブレーキを踏みランプがともれば、自車もブレーキを踏んで大きく減速せざるを得なくなります。
しかし40mの距離があれば慌ててブレーキを踏む必要は無く、ちょこちょこブレーキを踏む必要の無いので余裕を持って走れます。
40m開ければ、割り込むクルマが現れ、ムッとする気持ちになりますが、ぐっと我慢することが肝心です。

継続していれば自然に周囲を走るクルマはマナーの良い一団となり、低速ですがスムーズに流れだし、渋滞も解消に向かいます。
あまりにも割り込まれるときでも、車間距離を15m程度は空けましょう。
高速道路での渋滞は20km/hが平均なので、15m空いていれば頻繁なブレーキを踏んでイライラする事態は避けられます。

割り込むクルマに対しては、「加速と減速を繰り返して燃費が悪くて気の毒だ」とでも思うようにしましょう。
さらに、前方のクルマとの車間距離を空けたうえで、バスやトラックの後ろを走るのは有効です。
バスやトラックのドライバーのシートは高く目線も高いため、前方を走る車列の様子が把握しやすいです。
そのため、前方のクルマのブレーキランプがともったからと言って、不要なブレーキは踏みません。
また、バスの場合、他のバスから渋滞情報を独自に入手して、上手に渋滞を避けるように行動します。
もちろんバスやトラックの後ろを走行する場合は、前方の視界が悪くなることは気を付けておきましょう。

路線や時間帯を選ぶ

1.渋滞が見込まれる区間は一般道を走る
NEXCOなどが出している渋滞予測などの情報をフル活用して、渋滞が確実とみられる区間では、渋滞しないと見込まれる一般道を選ぶことが有効です。
ただ、高速道路と並行して走る幹線道路は、高速が渋滞すると同様に渋滞する傾向にあるため、情報を十分集めて行動しましょう。

2.ETCレーンが混んでいれば料金所を通る
ETCレーンが渋滞しているのに一般料金所が空いている場合は、ETC搭載車であっても迷わずに一般料金所を通りましょう。
ETCカードを料金所に立つ集金担当者に渡せばそれでOKです。

3.割引時間帯も考慮
深夜・早朝の割引(22-6時)を利用すれば、料金がお得になるだけでなく、渋滞を避けられるケースが多いです。