渋滞時に多い追突事故の原因と対処法

渋滞中の前方不注意は大変危険

渋滞中になると、ワンパターンの運転が続き、惰性で運転をしてしまう時間が長くなってしまいます。
拘束される時間も長いため、特にライダーの方であれば疲労も通常のドライバーの方よりも高いといえます。

天候不順や気温が急激に下がったときなども危険です。
体力の低下とともに判断ミスが多くなる傾向があるからです。
そのようなとき、最も注意するべきは前方不注意による追突事故です。

自分では十分に車間距離を開けているつもりでも、夜間や夕方の日差しが強いときなどは車間距離が不十分であることは珍しくありません。
また、渋滞中は急ブレーキで前方の車が急に停車してしまうことがあります。
つい、車間距離を詰めて少しでも先を急ごうとすると、運転が荒っぽくなってしまい、追突事故の原因につながりますので、車間距離は十分に開けて運転をしましょう。

暇な時間が弛緩を呼ぶ

渋滞中の事故の多くは、暇づかれになってしまい、集中力が各段に低下してしまうことにあります。
普段であれば、ちゃんと集中していられるにも関わらず、暇な時間が長いとどうしても集中力が欠いてしまい、暇疲れが原因で運転操作に集中しきれないということが珍しくありません。

そのため、渋滞で急に前方の車が停車したときに対応が遅れてしまい、追突してしまうというような追突事故につながります。
また、逆に運転に集中していないため、前方の障害物に対する反応が遅れてしまい、急ブレーキをかけた結果、後続車に追突される、という危険もはらんでいます。

暇な時間であっても、周囲の注意を怠らず運転できるよう、うまく運転に集中しながら時間を持て余さない方法を工夫するのがポイントでしょう。

渋滞中の危険な携帯電話の操作

渋滞の時間が長くなってしまうと、つい暇になってしまい携帯電話でゲームをしたり、SNSで知人をと連絡を取り合ったりしてしまう方がいます。
これは追突などの事故原因にもなり、罰金の対象でもあります。

渋滞中であっても携帯電話は必ずドライブモードかオフにして、わき見運転につながらないようにしてください。
万一、急な電話や連絡があった場合には、渋滞中であっても一度停車して、渋滞の列から外れて安全な脇道に停車して電話を受けるようにしてください。

コロナ対策のけが予防

運転中店頭したり、何かにぶつかってすりむいたりしたときには、そこから新型コロナウィルスが感染するリスクが高くなってしまいます。
運転中の軽いけがは避けようはありませんが、感染対策として、ばんそうこうや包帯など、傷口をガードできる救急セットを持ち運んで万一の予防に努めましょう。

現在は、簡易な救急キットも販売されていますので、コロナ対策として持ち運ぶようにしておくと安心できます。