AIによる高速道路の「渋滞予知」実証実験

AI渋滞予知とは

帰宅時間帯の渋滞を予測して、当日の14時以降から30分ごとに予測結果から予測所要時間を配信するサービスです。
NTTドコモとNEXCO東日本が協力し、渋滞情報実証にて渋滞予測など実験を行い、CA東京湾アクアライン上り線と関越道上り線の渋滞予知を配信しています。
NTTドコモからは携帯電話のネットワークを活用し、NEXCO東日本からは保有する過去の渋滞実績や交通に関する知識をかけ合わせたAI渋滞予知になります。

AI渋滞予知の活用方法

AI渋滞予知を利用して、渋滞を避けましょう。
14時以降から30分ごとに、出発時間から所要時間と交通需要を予測しています。
交通需要が下がってから高速道路を利用することで、渋滞を避けることが可能です。
渋滞を避けるためには、どうしても遅い時間にすることが効果的になり、滞在時間が長くなることから、木更津ではヨル得サービスを実施しています。

AI渋滞予知は「ドラとら」サイトで見ることが可能です。
渋滞予知だけではなく、渋滞ポイント、通行止め予定なども公開されていますので、是非参考にしてください。

渋滞の原因は?

高速道路の渋滞はなぜ起きるのか。
交通量の増加や交通集中による原因が全体の70%になります。
その他、原因として、高速道路の工事、事故による渋滞です。
料金所での渋滞発生がワースト1位と断トツでしたが、ETCが普及されたことで現在は解消されています。

また、ザグから上がり坂になるときに、速度を無意識に低下させてしまい、渋滞のきっかけになっていることが判明しています。
速度が落ちた車により、後ろの車は車間距離が縮んでしまい、ブレーキを踏み、それにより後続の車も続々とブレーキを踏む連鎖が始まり、渋滞が発生します。
ザグとは、下り坂から上がり坂に変わるときの凹部のことです。

渋滞対策として、ソフト対策、ハード対策を実施し、渋滞緩和に動いています。
ソフト対策では、標識を、この先上がり坂から速度低下に注意。
この先渋滞修了から速度回復願いますなど工夫がされています。
ハード対策としては、高速道路の車線増加、現在2車線の道路を4車線変更する動きがあります。

渋滞を発生させない走りを

渋滞を発生させない走りを心掛けましょう。
交通量が増えると、車両との間隔が狭くなり、ブレーキを踏むことが原因になっています。
常に前方の車との車間距離を取り、ブレーキを減らすようにすると渋滞発生は減っていきます。
距離の目安として、渋滞時は2秒、通常は4秒以上前方車両から離れることをオススメします。

多くの方が、渋滞の解消できることを望んでいると思われます。
まだ実証実験段階なので、一部区域のみ対応ですが、全国対応になれば渋滞の心配をしなくてすむのはよいですね。