渋滞の長さはどうやって調べているの?

渋滞の長さを調べる方法

渋滞の長さは「トラフィックカウンター」を使用して計測します。
高速道路に埋め込まれており、首都圏近郊では2km間隔で埋め込まれています。
渋滞が起きやすい、上り坂及びサグ、トンネル入り口やインターチェンジ合流といった場所にフィックカウンターが埋め込まれています。

トラフィックカウンターを、通過する車の台数や車の大きさを判別し、車の速度など計測する装置になります。
車の速度から高速道路が渋滞しているか、判別が可能です。

渋滞で起きた車の長さを「渋滞長」といいます。
長さがわかれば掲示板に、どこから何キロ渋滞しているか掲示板に表示されます。
「〇〇トンネル付近10キロの渋滞」と表記されます。

10キロの渋滞はどれぐらいで通過できるか。
これは、渋滞の原因によって大きく違ってきます。
おおよその目安は10キロの渋滞長であれば、通過するのに1時間以上かかると思ってください。

工事による渋滞の場合は、交通が集中しているだけなので、徐々に進んでいくことが可能です。
一番時間がかかるのは、交通事故による事故状態です。
事故車をどかさないと進めないので、予測は不可能でしょう。

復帰めどが立たない場合は、通行止めになり、手前ICから高速道路を降りて次のICで高速道路へ、戻ることも考えられます。
トラックの転倒、車の炎上の場合は、だいだい通行止めになる確率は高いでしょう。

渋滞の定義

渋滞とは、どういう状態を渋滞と呼んでいるのか確認しましょう。
NEXCO東日本では、高速道路を走る車が時速40km以下の低速走行をしているか、または停止と発進を繰り返ししている状態が重体として認識されます。

トラフィックカウンターにて、車の速度が40km以下の車が、連続で測定されていると渋滞が出ていると判断されます。
例外があり、東京外環自動車道や京葉道路、アクアラインは都市部の高速道路になり、時速25km以下や時速20km以下など路線ごとに基準値が定められています。

交通管理体の活躍

トラフィックカウンターは全ての道路に埋め込まれていません。
そのときに計測するのが、高速道路で働く人たちになります。
高速道路の安全を守るため、年中無休で巡回を行っており、巡回中に渋滞を確認すると、交通管理センターに無線で連絡を行い、渋滞情報を掲示板などでお知らせしてくれます。

また、一般道が渋滞した場合、高速道路を出ようとする車が料金所まで渋滞していることを、渋滞状況を料金所の署員が確認して交通管理センターへ連絡します。
その際の掲示板は、「〇〇IC出口渋滞」と表示されます。

24時間365日巡回

高速道路によっては、トラフィックカウンターによって渋滞しているか判断できますが、それ以外の場合は人の力だったのは驚きですね。
24時間365日巡回してくれるため、事故や渋滞への発見が早いのではないでしょうか。

posted at 2022-8-29 Category: 渋滞コラム