海の危険な生き物を知っておこう
海の危険な生き物
〇クラゲ
海を漂う姿は綺麗で水族館でも大人気です。
しかし、実際に海の中で出会った場合は、刺胞動物のため危険な生き物になります。
毒針をもっており、種類によって毒の強弱の差が激しい状態です。
特に、カツオノエボシとハブクラゲは毒性が強く、激しい痛みが発生します。
対策として、肌の露出をなるべく避け、夏では腕や足までカバーできるウエットスーツや、ラッシュガードの着用がオススメです。
ハブクラゲに刺されたとわかった場合は、患部に酢をかけると効果があります。
〇ゴマモンガラ
ダイバーが最も恐れる海の生き物です。
大きなもので50cmもある巨大な魚で、強大な歯とアゴをもち、噛まれた場合は、即病院へ行ってください。
砂地にすり鉢状の産卵床をつくり、タマゴを守るため、凶暴的になり、近寄るものすべてに攻撃をしてきます。
ゴマモンガラは体が大きく見つけやすく、また産卵床は開けた場所に作ることが多いのでよく目立ちます。
ゴマモンガラと産卵床を見つけた場合は、すぐその場から離れ、近づかないようにしましょう。
海底の危険な生き物
〇ガンガゼ
毒棘が長くおよそ20~30cmもあり、ウエットスーツを着用していても簡単に突き刺さり、体内で折れることがよく起きます。
昼間は集団で岩陰など暗い場所に隠れており、夜になると活動的になります。
刺された場合は、ピンセットなどで棘を取り、水で患部をよく洗いましょう。
体内に棘が残ってしまった場合は、ガーゼに食酢を染み込ませ患部にあてておくとよいですよ。
きれいでも触り禁止
〇イソギンチャク
クラゲと同じ、刺胞動物になり、触手に毒の刺胞を持っています。
種類によて毒の強弱はあいますが、うっかり触ってしまうと刺される危険性が高くなるため、触らないようにしましょう。
特に、ウデナガウンバチやハナブサイソギンチャクは非常に危険です。
刺されてしまった場合は、激しい痛みに水泡ができ、かゆみの症状がでます。
ピンセットで触手を取り除き、海水で洗ってください。
症状がひどいと、肌の壊死や、吐き気、筋肉痙攣が起きます。
症状がひどい場合は、病院を受診しましょう。
海水浴や磯遊び中に、気づかず触れてしまう、もしくは踏んでしまうこともあるため、出来るだけ肌の露出はしないようにし、周囲に気をつけて触れないよう遊びましょう。
海中では油断してはいけない
海には、毒や棘、強力な牙をもつ生物が多く存在します。
ダイバー中は、常に中世浮力を保ち、着底はしない、岩や海底をむやみに触らない心がけしましょう。
海底に手やひじを触れる必要性がでた場合は、危険生物が潜んでいる可能性もあるので気をつけてください。
基本的には防衛のために攻撃してくることになりますので、むやみに触らなければ問題ない場合もあります。
生物によってケガをすると、種類によっては即病院行きや、応急処置のみで大丈夫なこともあるので、危険な生物は事前に知り、対応策をとりましょう。