長距離ドライブの注意点
GWや年末年始、お盆などの大型連休中に、行楽や帰省などをするためには、長い距離のドライブをすることとなるケースもめずらしくありません。そのように、車で長距離移動をする際には、それなりの準備や心構えをすることが必要となります。
まず、利用する移動手段が、本当に車で良いのかどうかを再検討することをおすすめします。遠くまで出かけるためには、マイカーやレンタカーの他にも、オートバイや高速バス、特急列車、新幹線、飛行機など、さまざまな種類の移動手段があります。
その内、自家用車などで移動する際には、交通機関を利用するためのチケットを、一人ひとり購入する必要がありませんので、乗車する人数が多ければ多いほど、コストが安上がりになるというメリットがあります。ただし、ガソリン代や電気代、レンタカー代、車の購入費用などのコストを負担する必要はありますので、注意する必要があります。また、マイカーの車内は、プライベートスペースになりますので、別の交通機関のように、他の乗客に気を遣ったり、迷惑をかけられたりするリスクが無いという利点があります。それに、車であれば、乗換えや乗り継ぎに掛かる時間やエネルギー、費用を負担する必要が無く、予定したルートやタイムテーブルを変更するのも思いのままである他、現地での移動手段として利用することも可能になります。
ただ、自動車での長距離運転は、ドライバーが身体的に疲労するリスクが高い他、渋滞に巻き込まれると所要時間が大幅に長くなる可能性もあります。それらの事情を考慮に入れると、運転免許を持っている人が二人以上同じ車に乗って、交代で休憩を取るというのも有効な選択肢になります。また、小さい子どもを連れて移動する場合には、公共交通機関等を利用すると、子どもが騒いだり、暴れたり、泣きだしたりして他の人に迷惑が掛かるリスクが高いため、車を使った方が良いかも知れません。
また、交通渋滞にはまる可能性があることを考えると、ある程度スケジュールに時間的な余裕を持たせておくことも必要になるでしょう。そして、「習うより慣れろ」「百聞は一見に如かず」などという格言もあるように、長距離運転に不慣れなドライバーは、前もって少しずつ距離を伸ばしながら、慣れておくことをおすすめします。また、長距離移動による時間的なロスや精神的、身体的リスクを軽減するためには、最短のルートを通る高速道路を利用するのが得策だと思われます。それに、長時間にわたるドライブ中には、適度なタイミングで、パーキングエリアやサービスエリアにとまり、休憩や仮眠、気分転換、トイレ、水分補給、食事などをすることも大切です。