渋滞につよいカーナビ
カーナビゲーションシステムが広く普及したことによって、私たちは、紙ベースの道路地図や旅行のガイドブックなどを持参したり、付近の通行人や住民に道を聞いたりしなくても、見ず知らずの場所へスムーズに、スピーディーにたどり着くことが出来るようになりました。カーナビは、目的地を設定するだけで、最短のルートを示す画面が自動的に移り変わって表示され、音声ガイダンスなどもおこなわれるため、紙仕様の地図などを開くよりも使い勝手が良く、保管するためのスペースも少なくて済むというアドバンテージがあります。
最短ルートを探してくれるカーナビ
そして、カーナビの中には、目的地までの最短ルートを示すだけではなく、渋滞を回避する機能が備わっているものも存在するそうです。地図上では最短の距離になる道順であったとしても、途中で渋滞が発生していて、巻き込まれてしまうと、スピードを落としたり、回り道をしたりすることを余儀なくされ、結果的には多くの時間やエネルギーをロスすることにもなり兼ねません。そういったリスクを軽減するためには、渋滞に強いカーナビを利用するのが有効な選択肢になります。
カーナビがそのような威力を発揮するためには、抜け道などの情報が数多くインプットされていたり、渋滞の予測情報をいち早くキャッチしたりすることが必要とされます。また、それらの情報を収集することが出来るだけではなく、どのように分析し、処理するのかも重要なファクターとなります。
例えば、渋滞の予測情報を表示するだけの機能しか備わっていなければ、ドライバーはそれらを見て、自ら最適なルートを考えることが必要となります。それに対して、渋滞情報を考慮に入れて、空いている道を選んで表示してくれる機能が搭載されていれば、運転者が負担する手間暇や判断ミスによる時間やエネルギーのロスを軽減することが可能となります。それらの機能は、カーナビのメーカーや機種などによってさまざまに異なりますので、よく下調べをして、自分の特性に合ったものを選択することが大切です。