信号をAI制御で渋滞がなくなる!?

日本の信号機の多さは世界一

ドライバーの中には、数百メートルおきに設置された信号機に、行く道を阻まれていらいらしたという人は、多いのではないでしょうか。
地域に詳しい人は多少遠回りになっても、わざわざ信号機のない道路を選んで走行しています。
少なくとも歩行者が1人もいないのに、一時停止を余儀なくされる煩わしさからは、開放されるでしょう。

日全体ではたして信号機はどれくらいあるのか、警察庁のホームページで公開されているデータをみると、2012年度末現在で204,713基となっています。
最も多いのは東京都で15,677基です。
東京の約4倍の面積を持つ北海道は、信号機の数では全国5位でした。
東京は人口密度が高いエリアなので、少しでも車と人間の接触を防ぐのに、これだけは必要という事なのでしょう。

ちなみに日本よりもはるかに広大な、アメリカでの信号機の数は31万基で、3分の2ほどのイギリスではおよそ2万5千基です。
日本はいかに信号機が多いかがわかります。
日本は世界一の信号機天国だとも称されているほどです。
一時停止などルールをみんなではありませんが、比較的良く守っている事でも、世界から驚異の目で見られています。

信号機の分まで交通渋滞が起きているのも事実です。
交通事故の多さでも信号機が極めて少ない海外よりも、信号機が圧倒的に多い日本の方が、はるかに多いとの皮肉な結果も出ています。

日本にはなぜ信号機が多いのか

海外の交通事情を見ると、信号機を外す動きが一般化しつつあります。
実際に信号機を完全撤廃したブータンのような国や、信号機を増やすよりもロータリー交差点を増やす事を、選択した欧米諸国の事例もあるのです。
こうなると信号機が本当に必要かとの疑問もわいてきてしまいます。
なぜ日本だけこうなってしまったのか、多くの専門家の間で共通した意見は、自己責任の転嫁にあるといったものです。

交通事故が1つおきるたびに、信号無視が原因とする意見や、信号や標識がないからだといった意見が、各種マスメディアや歩行者の間から高らかにあがります。
明らかにドライバーが悪いといった意見となり、歩行者に問題があっても、世間は歩行者に同情の目が注がれがちです。
自然にドライバーは歩行者が一切いない信号機や踏切前であっても、ルールを忠実に守ろうとします。
こうして道交法がより過密化し、信号機はどんどん増やされていく事になるのです。

無信号エリアが多い海外で当たり前のロータリー交差点とは

ロータリー交差点とは、日本の駅前広場のような形態の交差点です。
欧米では街中でもこの形態が採用されており、大事故の大幅減少に貢献しています。
景観も良くなるなどメリットが多い反面、渋滞が起きやすいのがデメリットです。
日本ではAIに信号機の代行をさせようとの意見もあります。

日本では開かずの踏切の渋滞問題も深刻

日本には踏切も圧倒的に多く、全国で3万3000カ所に及んでいます。
これも渋滞に拍車をかけているのです。
主な原因は道路と同じく一時停止になります。
全体的な制度の見直しを求める声もあがっているのが現状です。

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