厚木パーキングエリア

○小江戸をイメージしたトイレで有名になった圏央道のパーキングエリア
厚木パーキングエリアは、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)のパーキングエリアで、茅ヶ崎ジャンクションを起点に7.5kmの地点に位置し神奈川県厚木市にあります。
首都高速や一般道を経由せずに都心を迂回通行できるようになり、通行時間の短縮に加え、都心の高速道路や一般道の渋滞の緩和も期待されています。

首都圏中央連絡自動車道は、神奈川県横浜市から茅ヶ崎を通り、東京都・埼玉県・茨城県を経由し千葉県木更津市までを結ぶ、東京都心を中心点として概ね半径40㎞~60 kmを環状に結ぶ自動車専用道路で、圏央道または圏央と略されます。
したがって通常の高速道路のように、上り・下りという概念がなく、内回り、外回りと呼びます。
東京都心を中心に環状で左側通行なので、内側を走る茅ヶ崎方面を内回り、外側を走る木更津方面を外回りと呼びます。

厚木パーキングエリアは、江戸情緒あふれる旅籠風のトイレが話題になりました。
厚木は江戸末期に物流の拠点として繁栄した歴史があることから、「小江戸」のイメージが選ばれたそうです。
トイレのベンチが畳敷きだったり、個室はまるで高級和風旅館の部屋の入口風だったりと、パーキングエリアのトイレでこの風情が味わえるとはビックリです。
トイレの手洗いには、水琴窟(すいきんくつ・日本の伝統的な作庭の技術で、手水鉢の下方の地中の空洞に水滴を落とし、その際の音響を愛でるという風情ある仕掛け)まで設置するという和を追求した凝りようで、一度は訪れてみたいスポットです。

○内回り(茅ヶ崎方面)
フードコートは2店舗、ショッピングコーナーは1店舗と、規模は大きくはありません。
フードコートの「B-1グランプリキッチン」は「ご当地グルメB-1グランプリ」に出展した、全国のまちおこし団体監修のご当地グルメを用意したパーキングエリアです。

西伊豆しおかつおうどん(580円)は江戸時代からの伝統の「塩鰹」を振りかけ状にし、熱々のうどんに振りかけ、ねぎ、鰹節、醤油をかけ混ぜ合わせて食べます。

福島県浪江町の「なみえ焼きそば(720円)」は、普通の3倍程もある極太麺と、旨み溢れる濃厚ソースに豚肉ともやしだけというシンプルな具が絶妙なバランスを生み出します。

○外回り(八王子・木更津方面)
フードコートは2店舗、ショッピングコーナーは1店舗と、こちらも規模は大きくはありません。
フードコートの「B-1グランプリ賑わい屋」ではB-1グランプリのご当地グルメがおおむね3か月程度で入れ替わっており、訪れる度に新しいご当地グルメに出会うチャンスがあります。

また、「あつぎ食堂」では、うどん・蕎麦を始め、東京練馬「珍珍珍(さんちん)」の厚木限定ラーメンや定食が数多く取り揃えてありますので、見逃せませんよ。

SLjyu7uK posted at 2017-5-31 Category: おすすめPA・SA