高速での渋滞。一般道に降りて回避すべき?
基本的には高速道路を走り続けた方が早く着ける
せっかくお金を払って高速道路に乗っているのに、長い渋滞の列ができてしまっていて、ほとんどスピードを出せずにいるというのはよくある光景です。
そのような時、高速道路を降りてしまって一般道を走った方が、車が少なくて早いのではないかと感じることがあります。
確かに、高速道路を走るよりも一般道を行った方が早いこともありますが、そうでないこともありますので、判断にかなり迷うところです。
基本から言うと、渋滞している時に高速道路を降りて一般道に行くよりも、そのまま高速道路を走り続けた方が早いという結論になります。
というのも、渋滞のほとんどのケースは、道路を走っている自動車の数が多くなって、自然発生的に渋滞が生じているからです。
高速道路における交通量が多いということは、当然一般道の方も交通量が多くなりますので、一般道もある程度の渋滞、もしくは流れの悪さが発生しているということになります。
高速道路ほど交通量が多くなくても、一般道の場合は信号もありますし、右折左折する車によって車の流れがかなり悪くなります。
そのため、結果的に高速道路で渋滞を我慢していた方が、トータルでは早くなることが多いのです。
原因によっては一般道に降りた方が良いことも
このように、交通量の増加による自然渋滞の場合は、高速道路に居続けたほうが早いということになりますが、他の原因の場合は一般道に降りた方が良いケースもあります。
たとえば、事故や工事による渋滞です。
この場合は、エリア全体の交通量が多いということではなく、高速道路だけに生じている原因ですので、一般道の方は渋滞が生じることはありません。
こうした、事故渋滞、工事渋滞の場合は、渋滞の距離にもよりますが、早めに判断して一般道に迂回した方が良いケースもありますので、渋滞が生じている時には、渋滞の距離だけでなく原因もチェックするようにしましょう。
もし、あらかじめ工事などで車線規制が敷かれて、長い渋滞が発生することが分かっているのであれば、あらかじめ手前のインターチェンジで降りて迂回することができます。
地理が分からないところでは慎重に判断
原因によっては一般道の方が早いこともありますが、それも一般道の行き方が分かっているケースに限定されます。
そのエリアの地理に詳しくないのであれば、一般道に降りてから迷ってしまって、余計に時間がかかるということもあります。
はっきりと一般道に降りても道が分かるという自信があるのであれば降りても大丈夫ですが、不安なようならあえてリスクを冒す必要はないでしょう。
焦らずに慎重に考えて、より安全で快適にドライブができるルーツを選択するようにしましょう。