世界の大渋滞

世界でも渋滞は非常に大きな問題となっています。
実際に日本の人口はこれから徐々に減っていきますが、世界的にみると人口は上昇しておりすでに70億人を超えています。

それほど多くの方が暮らす世界では渋滞が発生してもおかしくありません。
もちろん先進国と途上国では内容が違いますが、人が多いところは基本的に渋滞も起こりやすいです。
そこでこの記事では世界の渋滞を説明します。

アジアでの渋滞

まずはアジア圏での渋滞ですが、世界的に有名なのが2010年の北京で発生した渋滞です。
この渋滞は北京とチベットを結んでいる高速道路で発生したものであり、実に100kmの渋滞が12日間も続きました。

いったいどうしてこのような状況になったのかというと、大型トラックが一斉に北京に向かったことが原因とされています。
そのトラックに何が積まれていたのかというと、実は渋滞緩和の道路拡張工事の機材などで、まさに皮肉なこととされています。

アジア圏では他に日本の兵庫県でも1990年に渋滞が発生しています。
こちらは135kmの非常に長い渋滞となり、お盆の帰省ラッシュが原因とされています。

アメリカ地域での渋滞

アメリカは広大な土地があるので渋滞にはあまりならなそうですが、実は頻繁に渋滞が発生しています。
実際にニューヨークでは、1969年に大渋滞が起きています。

この時 ベゼルで行われた歴史的な音楽の祭典があったことで50万人もの人たちがやってきたことで大渋滞になったことが原因となっています。
それぞれのアーティストがステージの時間に間に合わないということでヘリコプターで移動したという話も有名です。

ほかにもアメリカでは2011年にシカゴでラッシュアワーが最高潮となり約12時間も渋滞は続いたという記録があります。
さらにはテキサス州で160kmに渡って渋滞になったこともあります。

これはハリケーンから避難する人たちが溢れかえったことが原因となっているので、災害対策についても考える必要が出てきそうです。
実際にアメリカではハリケーンなどの災害が多い為、避難民で溢れかえることが多くなります。

避難経路をより確保できるようにアメリカは交通をより広げることも重要なポイントだと考えられます。
また、2001年にはニューヨークで再び記録的な渋滞が発生しています。
こちらは同時多発テロが発生したことによって大混乱となり、政府は緊急車両以外通行を禁止したことが原因となっています。

ヨーロッパ地域の渋滞

一見すると渋滞とは無縁そうなヨーロッパでも渋滞は発生しています。
1980年にフランスのパリで世界的な渋滞記録を更新する170kmの渋滞が発生しました。
ほかにもドイツで1990年に渋滞が発生し、車が殺到しました。